珈琲で12時間

お酒抜きで人生を語れる人とは、ずっと変わらない関係でいられるのだろうと思う。
膝を突き合わせ熱のある言葉を交わして、お腹が空いている事も気が付かなかった。
ただ思った事を話せる機会って、実はそんなにある事ではない。
その人はまず始めに「そんじょそこらの見栄やハッタリは見抜くよ。」と言った。
お互いにどう思われたいなど一切無いし、特に面白い話をした訳ではないけれど、とても愉快だった。